巡回指導の評価項目

運送業の巡回指導では評価項目が38あり、各項目ごとにチェックを行い評価を付けていきます。そこで要改善事項があれば指摘が入ることになります。

評価内容

(1)主たる事務所及び営業所の名称、位置の変更はないか。
(2)営業所に配置する事業用自動車の種別及び数の変更はないか。
(3)自動車の車庫の位置及び収容能力の変更はないか。
(4)乗務員の休憩・睡眠施設の位置、収容能力は適正か。
(5)乗務員の休憩・睡眠施設の保守、管理は適正か。
(6)届出事項(役員、特定貨物に係る荷主名)に変更はないか。(本社巡回に限る)
(7)自家用貨物自動車の違法な営業類似行為(白トラ)はないか。
(8)名義貸し、事業の貸し渡し等はないか。
(9)事故記録が適正に記録され、保存されているか。
(10)自動車事故報告書を提出しているか。
(11)運転者台帳が適正に記入され、保存されているか。
(12)車両台帳が整備され、適正に記入されているか。
(13)事業報告書及び事業実績報告書を提出しているか。
(14)運行管理規程が定められているか。
(15)運行管理者が選任され、届出されているか。
(16)運行管理者に所定の講習を受けさせているか。
(17)事業計画に従い、必要な員数の運転者を確保しているか。
(18)過労防止配慮した勤務時間、乗務時間を定め、これを基に乗務割が作成され、休憩時間、睡眠のための時間が適正に管理されているか。
(19)過積載による運送を行っていないか。
(20)点呼の実施及びその記録保存は適正か。
(21)乗務等の記録(運転日報)の作成・保存は適正か。
(22)運行記録計による記録及び保存・活用は適正か。
(23)運行指示書の作成、指示、携行、保存は適正か。
(24)乗務員に対する輸送の安全確保に必要な指導監督を行っているか。
(25)特定の運転者に対して特別な指導を行っているか。(初任・高齢・事故惹起者)
(26)特定運転者に対して適性診断を受けさせているか。(初任・高齢・事故惹起者)
(27)整備管理規程が定められているか。
(28)整備管理者が選任され、届出されているか。
(29)整備管理者所定の研修を受けさせているか。
(30)点検基準に基づき日常点検を適正に行っているか。
(31)点検基準に基づき定期点検・整備が適正に行われ、点検整備記録簿が保存されているか。
(32)就業規則が制定され、届出されているか。(10名未満の事業所は作成・届出の義務なし)
(33)36協定が締結され、届出されているか。
(34)労働時間、休日労働について違法性はないか。(運転時間を除く)
(35)所要の健康診断を実施し、その記録・保存が適正にされているか。
(36)労災保険・雇用保険に加入しているか。
(37)健康保険・厚生年金保険に加入しているか。
(38)運輸安全マネジメントの実施は適正か。

 

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